Company

アキュリスファーマは強い信念とスピード感をもって、
ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスの解消に貢献し、
神経・精神疾患領域における社会課題に取り組んで参ります。

ごあいさつ

患者さんのために、革新的な医療への橋渡しを

アキュリスファーマ株式会社は、“Catalyst to Access”(革新的な医療への橋渡しとなる)という理念から創られた日本発の製薬ベンチャー企業です。⽇本の神経・精神疾患領域のリーディングカンパニーを目指しています。

これまでグローバルの大手製薬会社で革新的な医薬品の開発、販売に携わる中で抱いた、「大手製薬会社は日本の患者さんの真のニーズに応えられているのか?日本の患者さんが健やかで、自分らしく生活を送るためにもっとできることはないのか?」という疑問から当社は設立されました。

ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスといわれるように、海外で承認されているにも関わらず日本では使用できない革新的な医薬品が数多く存在しています。そうした医薬品を1日でも早く、必要とされる方々に届けたいと私たちは願っています。また、疾患を取り巻く問題には薬だけでは解決できないこともあります。従来の製薬企業の枠にとらわれず、新たなエコシステムを創り上げることも私たちのミッションの一つに掲げています。そのために多くのヘルステックとの連携も実現しています。

特にアンメットメディカルニーズが高い神経・精神疾患領域において、アキュリスファーマは少数精鋭でベンチャーならではのスピード感をもって、患者さんとご家族、医療関係者、社会全体にとってよりよい世界を切り拓いて参ります。

シニアリーダーシップ

私たちは神経・精神疾患に苦しむ⽇本の患者さんに 新しい解決⼿段をもたらす、というミッションに対して 強い責任感と、信念を持ったチームです 。常に患者さんを中⼼に置いた思考や、チームメンバーの豊富な実務経験を活かし 診断・治療・⽣活の在り⽅を今後再定義していくことを⽬指します。

MANAGEMENT

高橋 健, MBA
代表取締役社長 兼 共同創業者

Catalys Pacificのマネージングパートナー。 以前は、モルガン・スタンレー証券において12年超、投資銀行業務に従事。30件を超える大型案件に関与し、100億ドル超のクロスボーダーM&A、50億ドル超のヘルスケアM&A等において、主導的な役割を担う。 モルガン・スタンレー証券以前は、メリルリンチ証券のアセットマネジメント部門に所属。 早稲田大学政治経済学部卒業、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院にてMBAを取得。

川崎 隆史, MS, MBA
執行役員 最高財務責任者、最高執行責任者

株式会社コーポレイトディレクション、野村證券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、Fringe81株式会社(現・Unipos株式会社)を経て、当社執行役員 最高財務責任者および最高執行責任者(CFO/COO)。コーポレイトディレクション在職中は消費財メーカー中心に戦略立案から改革支援まで関与したほか、株式会社産業再生機構にてカネボウの支援案件に従事。 野村證券企業情報部にて電気・精密業界のM&A アドバイザリー業務を務めたのち退職し、米国ペンシルベニア大学ウォートン・スクールに留学。成績優秀者として経営学修士号取得(MBA with Honors)。帰国後は三菱UFJモルガン・スタンレー証券投資銀行本部にてM&A、資金調達等のアドバイザリー業務に従事。Unipos参画後は資金調達、上場準備を含むバックオフィスの立ち上げを主導し、2017年東証マザーズ上場。上場後急速に立ち上がった新サービス”Unipos”の法務/知財面をリード。2021年にはSansan株式会社との資本業務提携を実現しインターネット広告企業からSaaS専業企業への転換に道筋をつける。京都大学工学部物理工学科卒業(原子核工学)、京都大学理学研究科物理学専攻修了(固体物理学)、ペンシルベニア大学経営学修士(MBA)。ブラジリアン柔術紫帯、柔道二段。二児の父。he/him/his。

塚原 喜久男
執行役員 研究開発本部長

中枢神経領域において約40年にわたり医薬品開発に従事。ノバルティスファーマ日本法人では2013年から2016年までは臨床開発の責任者を、また2016年から2019年には安全性部門の責任者を務めた。在職期間中(2000年〜2019年)、臨床開発オペレーション部門、そしてCNS臨床研究部門のグループ責任者も務めた。 ノバルティス入社前にはバイエル社でCNS臨床開発の責任者を務めた。
九州大学卒業(生物学学位取得)。

西馬 信一, MD
執行役員 メディカル本部長

1997年神戸大学医学部卒業後、神戸市立医療センター中央市民病院で内科研修医、消化器内科の臨床医として診療に従事。

C型肝炎治療薬のドラッグラグに課題を感じ、シェリング・プラウ社(現在はMSD社に統合)にて臨床開発を担当。

その後、日本イーライリリー社で臨床開発、メディカルアフェアーズ、安全性管理の仕事に携わり、安全管理責任者を歴任。また開発部門でリアルワールドデータ研究の新部門の立ち上げを行う。2018年よりセルジーン社の医学本部長、セルジーン社の吸収合併に伴い、2020年よりブリストル マイヤーズ スクイブ社メディカル部門オンコロジー領域の責任者を務める。2022年11月より現職。日本製薬医学会 副理事長・メディカルアフェアーズ部会長・製薬医学認定医、日本内科学会 総合内科専門医。

富永 重人
執行役員 医薬品事業本部長

医薬品および医療機器業界で約20年に渡ってコマーシャル部門での実務経験を有する。

アキュリスファーマ入社前はノバルティスファーマ日本法人のチーフオブスタッフとして、経営チームがビジネスを成功に導けるようCEOとともに誘導する役割を果たした。
社外や社内に向けたCEOの情報発信を強化するためのコミュニケーション戦略を策定するとともに、経営チームと提携し、潜在的な主要課題を明らかにすることにより、戦略上およびオペレーション上の意思決定に参画。

戦略補佐を務める前は、CNS領域を含め、免疫関連疾患、アレルギー疾患、および呼吸器疾患など幅広い疾患領域でブランドのリーダーを務めて多様な製品の上市を主導するとともに、マーケティングおよび営業部門においてチームメンバーの人材育成やチームマネジメントを牽引してきた。

慶應義塾大学総合政策学部卒業。

岩本 まどか
執行役員 デジタル統括部長

新卒でアベンティスファーマ(現サノフィ)に入社し、オンコロジーメディカル・マーケティング、ビジネスインテリジェンス、Sales Force Effectiveness等に従事。その後、コマーシャル領域に特化したアドバンストアナリティクスチームやデジタルチームの立ち上げを行う。

ノバルティスではデジタルチームを統括し、オムニチャネルマーケティングに加え、製薬以外の企業とのパートナーシップを通じた患者向けデジタルソリューション開発に尽力。疾患によって異なる患者さんやご家族の課題・悩みを解決するためには、薬剤以外の支援も重要であることを再認識する。デジタル×ヘルスケアの可能性を患者さんや社会へのさらなる価値創造に繋げるべく、アキュリスチームにjoin。

慶應義塾大学環境情報学部卒業。
趣味は旅行や活花、サブスクでお花に囲まれる生活を満喫中。

夏山 龍煥
執行役員 信頼性保証本部長

製薬業界で30年以上にわたり、開発から薬事、品質保証と幅広い経歴を有する。2017年からはノバルティスファーマの品質保証統括部長として総括製造販売責任者の役職を務めた。2018年からはノバルティスのグループ会社であるサンド株式会社(のちにアスペンファーマ株式会社も含む)の品質保証を統括するCountry Quality Headに就任しグループ会社全体の品質向上を先導するとともに、アジア、オセアニア、中東、アフリカを統括するリージョンのリーダーシップメンバーとして活動。海外に品質活動を集約させる活動を日本にも導入するとともに、地域間の文化交流を先導した。また、2021年からはグループ会社を統合するリーダーシップメンバーとなり、会社の運営に寄与。

静岡薬科大学院修了。
趣味はロードバイクと野菜作り。

西村 公男
執行役員 事業開発統括部長

ヘルスケア業界で約40年間、製薬企業で営業、経営企画、事業開発、社長職に従事。

中外製薬では欧州でのアベンティス(当時)とのJV再編交渉を担当。2001年、ロシュと中外製薬の戦略提携で交渉チームに参加し、契約締結後に日本ロシュと中外製薬の営業部門統合を担当。ロシュへのアクテムラ導出交渉、ロシュからのアバスチン導入交渉をリード。

2010年、アストラゼネカの事業開発統括部長として第一三共とのネキシウム共同販売販促契約などを実現。

2013年からテバファーマスーティカル株式会社社長として新薬開発、ライセンス提携を推進し、武田薬品、大塚製薬とのライセンス契約を実施。その後2017年以降、ノバルティスファーマの事業開発部長として大日本住友製薬(当時)および大塚製薬との協力契約締結を実現。

製薬業界における事業開発担当者として40以上の多彩なパートナリング契約を推進した一方で、業界の事業開発ネットワークの中で次世代リーダーの育成に力を注いできた。

ジム トラー
事業開発部長(米国)

ヘルスケア業界内で約40年に渡って製薬企業、バイオベンチャー企業での職務に従事。

各企業ではコマーシャル分野で数多くの要職を歴任し、マーケティング部門や戦略マーケティング部門やコマーシャル戦略部門の本部長、患者サポートサービス部門およびスペシャリティ薬局渉外部門の部長など、主にコマーシャル部門での中心的な職務を担ってきた。

これまでに10以上の新製品の上市に責任者または実務者として深く関わり、市場の開拓や製品の上市準備段階から特許満了に到るまでライフサイクルマネジメント等に携わってきた。これまでにSyntex社、Roche/Genetech社、Grey Healthcare社、Neurex社、Cellegy社、Connnetics社やJazz Pharmaceuticals社など複数社での職務経験を有する。また、現在までに携わった疾患領域も多岐に渡り、その中には睡眠障害分野の治療薬であるXyrem、Sunosi(いずれも本邦未承認薬)の12年間にも上る豊富な経験を有する。

竹内 真一郎, MS
薬事 兼 開発戦略部長

ノバルティスファーマ株式会社、ヤンセンファーマ株式会社を経て現職。循環器領域、呼吸器領域、免疫領域、中枢神経領域、感染症領域にて主にプロジェクトマネジメント、薬事として医薬品開発業務に18年従事。

ノバルティスファーマ在職中は臨床開発モニター、プロジェクトマネージャー・リーダー、開発薬事担当者として、30品目以上の医薬品開発業務に従事。その他、ポートフォリオマネジメント、製造販売業許可の新規取得及び維持管理、プロセス管理、レギュラトリーポリシー業務に携わる。
その後ヤンセンファーマAsia Pacific Regional Regulatory Leader として中枢神経領域及び感染症領域のアジア臨床開発計画策定及び申請をリード。中枢神経領域では大うつ病、多発性硬化症の品目を担当。

東京工業大学生命理工学部生物工学科卒業、東京工業大学大学院生命理工学研究科生命情報専攻修了
趣味は水泳、ジョギング&神社仏閣巡り。

小沼 淳一
臨床開発部長

循環器領域、オンコロジー領域、婦人科領域、血液疾患領域、眼科領域にて、臨床オペレーションから臨床開発計画策定までの臨床開発業務に26年従事。

1995年東邦大学理学部を卒業後、バイエル薬品に入社。臨床開発部門にてモニタリング業務、クリニカルリーダー業務を経て、臨床開発マネジャーとして医療専門家、データマネージャー、統計、薬事などの臨床開発チームを率い、PMDA相談等の規制当局との交渉を通じ、NDA申請、承認取得を達成。国内外のCROとPreferred contractをリードし、効率的な臨床開発体制を構築。

2020年に、国内CROのアクセライズと中国No.1 CROのTigermedの合弁会社のTigeriseの設立に取締役として参画し、臨床開発部門にてICCC(In country Clinical Care-taker)組織を確立。

ランニングが趣味、毎年2500kmを走破*(*東京から台湾全土に相当)

手嶋 保智, MS
安全性・再審査部長

新卒でノバルティスファーマ株式会社に入社後、安全性情報部、薬事部 添付文書管理グループ、再審査部を渡り歩き、主に市販後の安全性(PV)・製造販売後調査(PMS)業務に10年従事。
安全性情報部では現職にも縁を感じる中枢神経領域を、薬事部ではプライマリ、スペシャリティ、オンコロジーに加え再生医療領域の添付文書作成・改訂を、再審査部ではオンコロジー領域のPMS計画立案から再審査申請までを幅広く担当した。
業界活動や部署横断のタスク活動にも精力的に参画。社内外を問わず関係者と協働して、書籍の執筆も含め数々のマイルストーン達成に貢献した。

東京理科大学大学院 基礎工学研究科 生物工学専攻 修了。
好きな動物はハリネズミ。

熊谷 拓也, MS
メディカル戦略部長

新卒でノバルティスファーマ株式会社に入社後、自己免疫疾患、臓器移植、希少疾患、アレルギー疾患および呼吸器疾患などの疾患領域で医薬情報担当者(MR)およびブランドマネージャーとして営業・マーケティング業務に17年従事。

アキュリスファーマ入社前はブランドリーダーとして、新製品の上市および効能追加をリードすると共に、チームマネジメントに従事。また、疾患領域のアンメットメディカルニーズを満たすために、製薬業界以外の外部パートナーと協働し、デジタルを活用した患者支援・疾患啓発など、医薬品の提供にとどまらないサービスやソリューションの提供を体現してきた(Beyond-the-Pill).

東京農業大学大学院農学系研究科バイオサイエンス専攻修了。
キャンプと家族をこよなく愛する大阪人。

小嶋 伸, MBA, MPH
メディカルケーパビリティ部長

製薬業界において20年以上の経験をもち、イーライリリー株式会社、ノバルティスファーマ株式会社、ブリストル・マイヤーズスクイブ株式会社を経て、現職。メディカル、R&D、コマーシャル、ファイナンスと様々な部門にてインクルーシブなリーダーシップを発揮し、組織の発展に貢献してきた。

各部門ではリーン・シックスシグマ(ブラックベルト取得)による改善手法を用い、部門横断プロジェクトをつうじて数多くの業務改善、課題解決を実現。メディカルインフォメーション、メディカルサイエンスリエゾンを含むメディカルの様々なファンクションをリードし、デジタルトランスフォーメーションや社外ステークホルダーとの患者支援等のイニシアティブを推進した経験をもつ。

早稲田大学法学部卒業。ナバラ大学IESE経営大学院で経営学修士号(MBA)、国際医療福祉大学大学院で公衆衛生学修士号(MPH)、ジョージワシントン大学エリオット国際関係大学院で修士号を取得。

趣味はジョギング、旅行、博物館・美術館巡り。

高倉 茂之
メディカル推進部長

医薬品業界約30年間で医薬情報担当者(MR)、セールスマネージャー、MSLグループマネージャーで主にコマーシャル、メディカル部門でのチームマネジメント経験を有する。
感染症、アレルギー疾患、オンコロジー領域、免疫疾患、臓器移植、希少疾患、皮膚疾患など幅広い診療科・疾患領域の医師やパラメディカルの方々に、薬物療法だけでなく療法選択や包括的医療視点でのソリューションを提案、実現に寄与してきた。

アキュリスファーマ入社前にはシェリング・プラウ、ノバルティスファーマ、バイオベラティブ、サンファーマ(一時ポーラファルマ出向)と北米、欧州の大手製薬会社、日系、インドの製薬会社と様々な企業のビジネスモデル、カルチャーを経験。

信州大学経済学部卒。
多趣味で、特に車は大好き。登山とアマチュア無線がマイブーム。

今田 周, MBA
財務経理部長

EY新日本有限責任監査法人、合同会社西友、Fringe81株式会社(現・Unipos株式会社)等を経て、当社財務経理部長。監査法人勤務時には日系上場企業への財務諸表監査及び内部統制監査業務の他途上国政府向けの財務管理、内部監査アドバイザリー業務に従事。その後、西友の経営管理部にて楽天とのネットスーパー子会社の経理業務全般を担当し、同事業の楽天への移管業務に道筋をつけた。Fringe81では経営管理部において、監査法人対応や連結決算から開示業務全般をリードしSansan株式会社への資本業務提携を見届けたのちに当社に参画。

一橋大学公共経済修士(専門職) 、名古屋商科大学大学院Executive MBA修了。
フルマラソンはサブ3.5、ウルトラマラソンはサブ10.6で完走。二児の父。

白井 未佳
広報渉外統括部長

医療機器、製薬業界にて、20年間に渡り広報・渉外業務において、幅広い経験を有する。
アキュリスファーマ入社前は、アストラゼネカ社、武田薬品株式会社にて日本におけるCOVID-19ワクチンに関する広報やリスク対応をリードした。また、アストラゼネカ社では、広報部門長として疾患広報、企業広報を率い、部門のマネージメント、部下の育成と共に、会社のレピュテーションの向上、ブランディングに寄与。
アストラゼネカ社の前は、日本イーライリリー社で医療政策・渉外に従事し、企業だけでなく業界としての活動にも広く貢献した。

趣味はヨガとワイン。

BOARD OF DIRECTORS

BT スリングスビー, MD, PhD, MPH
取締役会長 兼 共同創業者

Catalys Pacificのファウンダー・マネージングパートナー。アキュリスファーマの設立・インキュベーション時の創業CEO。以前は、低・中所得国の患者様向けの新薬開発の促進を目的とした、世界初の官民連携基金である、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)を設立・運営。ブラウン大学を卒業、京都大学(修士)、東京大学(博士)、ジョージ・ワシントン大学(医学博士)を修了。50本以上の医学や公衆衛生に関する学術論文を専門誌に寄稿。現在、東京大学医学系研究科の客員研究員、京都大学大学院医学研究科の特任教授、大阪大学医学系研究科の招聘教授でもある。

高橋 健, MBA
代表取締役社長 兼 共同創業者

Catalys Pacificのマネージングパートナー。 以前は、モルガン・スタンレー証券において12年超、投資銀行業務に従事。30件を超える大型案件に関与し、100億ドル超のクロスボーダーM&A、50億ドル超のヘルスケアM&A等において、主導的な役割を担う。 モルガン・スタンレー証券以前は、メリルリンチ証券のアセットマネジメント部門に所属。 早稲田大学政治経済学部卒業、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院にてMBAを取得。

花井 陳雄, PhD
社外取締役

Catalys Pacificのインダストリーアドバイザー。 協和キリン株式会社(旧:協和発酵キリン株式会社)の元取締役会長。2012年に代表取締役社長に就任後、2018年に代表取締役会長、2019年に取締役会長を歴任。

任期中、花井氏自身が創製・開発に関わったmogamulizumab(ポテリジオTM)、benralizumab(ファセンラTM)をはじめとする各製品の上市を果たすとともに、国内外大手製薬企業との連携や海外におけるバイオテックのM&Aを複数実現し、成功に導いた。

1976年に協和発酵工業入社後、抗体医薬の研究開発における第一人者として活躍し、2003年には自らが開発した抗体医薬関連の技術導出のため、米国BioWa社を設立、代表取締役社長に就任し、会社運営を担った。2008年の協和発酵キリン発足後は開発本部長として数多くの製品開発を指揮。

東京大学薬学部薬学科卒業。山口大学医学部にて医学博士号を取得。

ジェイ シェパード
社外取締役 兼 共同創業者

Catalys Pacificのベンチャーパートナー。 米国の製薬・バイオテック、ドラッグデリバリーの分野で35年以上の経験を有し、また複数の企業でCEOとして製品の開発や商業化を成功に導いたエキスパート。現在、Catalys Pacifcのオペレーティングパートナーを務めると同時に、The Christopher and Dana Reeve Foundationの会長、更にはEsperion Therapeutics、Inovio Pharmaceuticals、およびCraig Hospital(脊髄損傷、脳損傷患者さんのための専門的なリハビリテーションや研究を行う世界的に有名なセンター)の取締役を務める。

2015年5月に社長兼CEOに就任後、VersartisがAraviveと合併した2018年から2020年1月まで、新会社のCEOを務めた。2015年5月以前は、Sofinnova Venturesのエグゼクティブパートナー、NextWave Pharmaceuticals(Pfizerが買収)、Ilypsa(Amgenが買収)のCEO、およびRelypsa(Galenciaが買収したIlypsaのスピンアウト会社)のCEOを務めた。また、TelikおよびAlza Pharmaceuticals(Johnson&Johnsonが買収)で商業化の責任者として副社長を務め、上市に向けた準備や販売およびマーケティング業務を確立し、16製品を超える医薬品の上市を達成。

アリゾナ大学経営学部卒業。

ケン ハース, JD
社外取締役

30年に渡って設立初期および上場しているハイテクおよびバイオテクノロジー企業の経営に携わってきた。 2004年以来アビングワースに在籍し、現在同社のパートナーを務める。

世界初のバイオインフォマティクス企業であるIntelliGenetics社では創立以来の経営陣の一員であり、1992年から2001年までの間には株式公開企業である企業向けソフトウェア会社であるIntelliCorpのCEOを務めた。

キャリアの初期には、弁護士としてHeller、Ehrman、White&McAuliffe各社でビジネスおよびテクノロジーグループの弁護士として実務経験を詰んだ、スタンフォード大学神経科学研究所の諮問委員会で共同議長の役割を担っている。

ハーバード大学で文学士号、サセックス大学で修士号、ハーバード大学法科大学院で法学博士号を取得、ハーバード経営大学院のAdvanced Management Programを修了。

千先 拓志
社外取締役

SB Investment Advisers(ビジョンファンド)Vice President. ゴールドマン・サックス証券 戦略投資部(Asia Special Situations Group)およびプリンシパル・ストラテジック・インベストメンツ部にて、債権・企業・不動産・ベンチャー投資など、マルチアセットへのプリンシパル投資に従事。SBI Japannext 証券株式会社の取締役COOに就任し、同社の企業再生を主導。戦略コンサルティングファームであるYCP Holdings Ltd(2021年マザーズ上場)の取締役・創業パートナーとして、同社の立ち上げおよびアジア4か国での海外立ち上げを経験。ABC Cooking Studio Worldwide LtdのDirector CEOとして、アジア8か国での事業展開を主導。2019年ソフトバンクグループ入社、プリンシパル投資部にて米国、インドでのアセット投資に従事したのち、2021年よりSB Investment Advisers(ビジョンファンド)に所属。2022年12月より当社の社外取締役に就任。

河邉 瑛里加, CPA
常勤監査役

PwCあらた有限責任監査法人で監査およびアドバイザリー業務の経験を経て、現職。

監査業務では、銀行・証券会社・投資ファンド・暗号資産交換業者を含む多数の金融機関の会計・内部統制監査で主査を務めた。アドバイザリー業務では、内部統制の強化および職務分掌の合理化、金融規制や税制改正への対応とそれに伴う業務の再構築、金融商品管理システムのリプレイスのための業務・機能要件の策定など、多角的なBPRプロジェクトをプロジェクト・マネージャーとして主導した。

早稲田大学商学部卒業。公認会計士。
趣味は旅行と芸術鑑賞。ミニシアターで世界各国の映画を観て異文化に触れるのも楽しみ。

鳥居 正男, MBA
非常勤監査役

1966年上智大学外国語学部ドイツ語学科入学。1969年アメリカ、メリーランド州ロヨラカレッジ経営学科編入、1971年卒業。1975年上智大学国際部経営学修士課程修了。1992年ハーバードビジネススクールAMP(Advanced Management Program)修了。

1971年日本ロシュ入社。1983年から1987年までアメリカとスイスのホフマン・ラ・ロシュ社に出向。1992年常務取締役。1993年 ローヌ・プーランローラー代表取締役社長。1995年 シェリング・プラウ代表取締役社長。2011年ベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社代表取締役社長、2011年エスエス製薬株式会社代表取締役社長兼務。2016年ノバルティスホールディングジャパン代表取締役社長。2020年よりノバルティスファーマ株式会社取締役会長。2021年8月退任。

金丸 祐子
非常勤監査役

2002年慶応義塾大学法学部法律学科卒業、2005年慶応義塾大学大学院法学研究科民事法学専攻修士課程修了。2006年弁護士登録(59期)、森・濱田松本法律事務所入所。2012年米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校ロースクール修了。2012年シンガポール ラジャ・タン法律事務所にて研修。2013年住友電気工業株式会社法務部にて勤務。2018年森・濱田松本法律事務所パートナー就任、2023年より外苑法律事務所にパートナーとして参画。

主な取扱分野は、国際仲裁を含む国際争訟案件での代理・助言、人事関係をはじめとする各種不正調査対応、人事労務、個人情報保護法等をはじめとする社内規程等の整備、一般企業法務(競争法、倒産法、会社法等)に関するアドバイス等。

企業情報

社名
アキュリスファーマ株式会社
設立
2021年1月22日
所在地
東京都港区北青山2-14-4 the ARGYLE aoyama 6F  Map
社員数
25名(2023年11月1日現在)
代表
高橋 健(代表取締役社長 兼 共同創業者)
主要株主
ソフトバンク・ビジョン・ファンド、HBMヘルスケア・インベストメント、 GFC、三井住友トラスト・インベストメント、ANRI、キャタリスパシフィック、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、三菱UFJキャピタル、Spiral Capital
事業内容
医療用医薬品の開発、輸入・製造、販売
アキュリスファーマ チームメンバー

パートナーシップ

神経・精神疾患領域において、医薬品にとどまらない包括的なエコシステムを構築するための戦略的パートナーシップを推進しています。

※アルファベット順

出資企業

創業14ヶ月の2022年3月時点で、ヘルスケア領域に精通する国内外のベンチャーキャピタルから累計96億円の資金を調達しています。

沿革

2021年01月
アキュリスファーマ株式会社設立
2021年07月
ヒスタミンH3受容体拮抗薬/逆作動薬pitolisantに関する日本での独占的開発・商業化に関するライセンス契約をBioprojet SCR社(フランス)と締結
2021年10月
シリーズAラウンドで総額68億円を資金調達
2021年11月
ジアゼパム点鼻液に関する日本およびアジア太平洋地域での独占的開発・商業化に関するライセンス契約をNeurelis社(米国)と締結
2022年01月
pitolisantの第Ⅰ相臨床試験開始
2022年03月
シリーズBラウンドで総額28億円を資金調達
2022年09月
ジアゼパム点鼻液の国内第Ⅰ相臨床試験開始​
2022年11月
ジアゼパム点鼻液のてんかん発作に対する国内第Ⅲ相臨床試験開始 /
pitolisantのナルコレプシーに対する国内第Ⅲ相臨床試験開始
2023年01月
pitolisantの閉塞性睡眠時無呼吸症候群に伴う日中の過度の眠気に対する国内第Ⅲ相臨床試験開始